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  • 執筆者の写真simada3

チャリ配、荷物を載せて、さあ配達だ

更新日:2019年2月8日

スターティング:

こんにちは、チャリ配爺です。チャリ配ブログNo.27です。

今回は「チャリ配の1日」にまつわるエピソードです。

普段チャリ配はどんな作業をしているのか、発信して行きましょう。

チャリ配を検討している方、チャリ配に興味のある方はぜひご覧あれ。


さあ、荷物が届いたぞ:



通常宅配は午前と、午後~夜間の配達をしていますが、現在チャリ配が担当しているのは午後~夜間です。

宅配の荷物は午後1時頃営業所(集配センター)に幹線便で届きます。

この荷物は仕分けされ、大きい荷物・重い荷物・事業所向けの荷物は、トラックや軽バンで配達されます。残りの中~小物がチャリ配が担当する荷物です。大きさは20~60cm程度で、主にカゴ(バスケット)入る荷物です。飲料等の重い荷物は原則ありませんが、たまに重い荷物やカゴに入らない大きい荷物も混ざります(泣)。

荷物は端末に持ち出し入力をした後、

14:30頃チャリ配爺の自宅に届きます。

チャリ配、荷物を確認しろ:

今後荷物が届いたらまず荷物の確認をします。

配達日指定が合っていないものはもちろん配達しません。荷物の指定日は字が小さくて間違って持ち出しすることが時々あります(泣)。○○ルーペが欲しくなる程です。

ぜひ配達日時の字は大きくして欲しいものです。

住所がきちんと表示されているかも確認します。 時々間違っていたり、古い住居表示形式だったり、集合住宅の部屋番号が抜けていたり、転居していたりと結構あります。香典返しの荷物ではよく住所不完全なものがあり、配達員泣かせです(泣)。

確認には住宅地図・過去の配達メモ・電話帳等を使ったり、直接電話したりします。

しかし新築だと田畑の真ん中だったりで情報が不足することがあり、これもチャリ配泣かせです(泣)。新築住宅については別の機会に発信しましょう。

荷物の外装が傷んでいることもあります。テープ等で補修することもあります。


荷物の仕分けがポイントだ:

次に荷物を時間指定別に仕分けします。一度にすべての荷物は配達できませんから。

時間指定には、14-16、16-18、18-20、19-21があります。14-16時指定はあまりありませんが、あれば早めに配達します。お客が外出してしまうと配達できなくなりますから(悲)。事業所の配達がある場合は、事業所ごとに営業時間が違うので、この点も考慮します。

時間指定の無い荷物は、時間指定の荷物と組み合わせて配達します。早い時間に在宅が見込める荷物は、早い時間帯の指定と一緒に配達します。


配達順が勝負の分かれ目だ:

そして最も重要なのが配達順や配達ルートの決定です。

荷物は何往復で配達するかを荷物の個数・荷物の大きさ・時間指定・配達先の位置関係・在宅時間の見込み等を基に決めます。車の配達と違って、チャリ配では一度に運べる荷物には限りがありますし、何と言っても人力ですから、無駄な動きで体力を消耗するわけにもいきません。何せ爺は60才を超えてますから(笑)。なので行き当たりばったりでなく、前もって配達順・ルート設定を考えておきます。ちまたでは、人工知能AIを使った配達ルートの決定のシステム開発が始まっていますが、爺の場合は、天然痴脳をフル稼働させます(笑)。

この配達順の決め方については、別の機会に発信しましょう。


チャリの準備はできたか:

配達順が決まったらチャリの準備をします。遅くても出発1時間前には準備をします。

なお、チャリはチャリ配の生命線なので、できれば毎朝チェックしておき、パンクしていれば、配達前に修理に出すか、予備チャリを使います。これまで爺はパンクで何度も痛い目に会っていますから(泣)。さすがに多少は知恵が付きました(笑)。

チャリを出したら、荷台にカゴを載せます。このカゴ、結構大きいので、小物の荷物は10個程度は入りますが、折り畳み式でないので、家の中に収納するときは場所を取ります(泣)。


さあ、荷物を入れろ:



出発30分前には第1便の荷物をカゴに入れます。大きくてカゴに入らないものは、カゴの上に載せてバンジーコードで縛ります。この場合大きい荷物は先に配達するよう計画を立てておきます。でないと、いちいち荷ほどきしては中の荷物を取り出さなくてはならなくなるからです。なので爺は大きな荷物が少ないことを願っています(願)。

小道具を確認しろ:



配達時に必要な、ペン・メモ帳・地図・テープ・不在票・不在シール・伝票入れ・予備文具等の小道具の持ち忘れが無いかチェックします。小道具についてはチャリ配ブログNo.25で紹介しました。

地図・伝票入れ・予備文具は出発時に前カゴに入れます。

雨の日は要注意だ:



雨の日は特別の準備が必要で、爺は少し憂鬱です(暗)。

まず気象庁等の天気情報をネットで調べて、雨量の見通しをチェックします。雨を避けられるなら、配達時間を調整します。天気と配達については、別の機会に発信しましょう。

荷物は濡れないように透明なビニル袋に入れます。配達順を考慮して、いくつかのグループに小分けして入れます。小さい荷物は小さいビニル袋に、大きい荷物は大きいビニル袋に入れます。荷物の伝票シールは濡れると破れやすくなりますし、ペンのインクも滲んでしまいます(泣)。

人は配達直前に合羽を着ます。ポンチョより機動性があります。透湿性の高いものほど快適です(嬉)。値段も高いですが(泣)。

雨靴はハーフサイズのレインブーツがチャリをこぎ易いです。

さあ、出発だ:



いよいよ第1便出発です。予め計画した配達順に沿って配達し、在宅なら受領印・サインをもらって、端末に完了入力をします。不在なら不在票を入れて、端末に未完了の入力をし、荷物に不在シールを貼ります。爺は不在票に配達時刻も記入します。またメモ帳に不在者の情報をメモします。後で連絡が来たときに対応しやすくするためです。

配達途中で不在連絡が来れば、できるだけ早めに再配達します。

配達をしながら、配達の無い世帯の在・不在なども見ておき、後の配達計画の参考にします。車があったり、電灯が点いていれば在宅の可能性が高くなります。また、配達しながら地域の風景、新築中の住宅などもチェックしておきます。地域の風景については別の機会に発信しましょう。

第1便ではできるだけ荷物を減らすことが大事です。荷物が残ると、第2便の配達に影響しますから。このため不在があれば、一通り配達した後や配達中に、再配達します。

チャリ配は車での配達に比べ、一度に多くの荷物は運べませんが、小回りが利くので、ついで寄りがしやすいのが利点です。この強みを生かします。

荷物を減らすには、それなりの粘りとタイミングが必要になります。まあ、時には初回7連敗何てこともありますが。こんな時は出鼻をくじかれて少々へこみますが(悲)。しかし前向きに考え、その後の再配達で盛り返します。爺は基本ネアカなので(笑)。まあ、単に鈍感なだけだとか、ボケが始まっているんだ、と陰口が聞こえて来そうですが(笑)。

配達は基本的には前もって立てた配達順に配達しますが、現場の状況に応じて柔軟に変更し、効率が良くなるようにします。時には在宅状況や時間指定等のために、距離の近さを犠牲にして配達することもあります。

1時間当たりの配達数は荷物の大きさや位置関係にもよりますが、普通10~12個程度になります。


通行には気をつけろ:



通行の際は、歩行者・自動車・自転車等と衝突しないよう細心の注意を払います。特に出会い頭などは要注意です(怖)。用水路も要注意です(危)。スピーディーに配達することは重要ですが、事故を起こしては何にもなりませんから。

また道路を渡る時、信号待ちが長い時は、別の横断歩道を渡る等の対応もして、効率を上げます。

夜間配達は気をつけろ:


第1便の配達が終了したら、一旦帰宅して第2便の荷物を積みこみ、待機します。

夕方以降の配達では、夏場以外では辺りも暗くなり、空には一番星が現れます。





この時間帯には首駆け式のLEDネックライトが活躍します。荷物の受け渡し・受領だけでなく、通行時も安全上とても役に立ちます。集合住宅ではドア前が暗いことも多くありますし、夜間の用水路は見えにくいですから(怖)。

19時以降の配達では、19時以降指定の配達をしながら、それまで不在であった世帯の再配達をします。19時以降の指定が多い時は少し急ぎます。


ようやく終了だ:

配達は通常19:30で終了ですが、不在が多かった時等は20時近くまで配達する事があります。配達を終えて帰宅すると、完了伝票を整理して、不在荷物の持ち戻しを端末に入力して、回収の車が来るのを待ちます。回収の車は20時頃やって来ますので、伝票と不在荷物を回収担当者に渡して業務終了です。最後に端末の業務終了処理をしてチャリ配の1日が終了します。


ちょっと待った、まだ終わらないぞ:

たまに回収待ちの間に不在連絡が来ることがあります。再配達の依頼です。回収待ちであることを告げて、丁重にお断りしますが、「帰宅が遅くてどうしても受け取りが難しいので、何とか再配達して欲しい」という強い依頼です。こんな場合は荷物を回収に渡さないで、回収後に配達に行くこともあります。受付時間を過ぎてわざわざ連絡してくるのにはそれなりの強い気持ちがあるのでしょう。

こうして、チャリ配の一日は暮れて行きます。

今日も一日、お疲れ様。


エンディング:

配達と言うと単に荷物を届けるだけの作業のように思われがちですか、その裏には一般の方が知らないことがいろいろあります。その一端でも皆さんには知って欲しいものだと、爺は思いつつ、今日も配達に出かけ、お客さんに荷物と共に、爺の気持ちも届けているのです。

チャリ配爺のチャリ配中の「チャリ配の1日」にまつわるエピソードいかがでしたか?

次回もチャリ配中のエピソードをお楽しみに。

では、次号まで、またね。

チャリ配ブログ:https://www.yamaichi-ncs.comから。

#宅配 #山口 #自転車宅配 #チャリ配 #チャリ配の1日

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