スターティング:
こんにちは、チャリ配爺です。チャリ配ブログNo.32です。
今回は「配達順」にまつわるエピソードです。
チャリ配にとって配達順はとても重要です。車による配達であれば、その日の荷物は全て車に載せておいて、不在であれば何度でも遠方でも配達できます。しかしチャリ配では一度に運べる個数に制限があり、そうはいきません。
チャリ配で使うカゴ(バスケット)の大きさは、横60cm×縦50cm×深さ35cm程度で、一度に入る荷物の個数は、小物だけだと10個程度、中物が混ざると5~6個程度になります。総平均は1回当り6.5個程度です。
一度に運ぶ荷物の個数はどうするのか、何便で運ぶのか、不在にならないように配達するにはどの便で何をどいうルートで運ぶのか、ちゃんと考える必要があり、これがチャリ配の生命線とも言えるのです。
今回はこんなチャリ配の配達順やルート設定について話題にしてみましょう。
まずは便数の決定だ:
荷物が届いたら、まず荷物の総個数と時間指定を確認し、その日のおよその便数を決めます。およその目安は次のようになります。
10個未満:1便 10~15個:2便 16~25個:3便 26個以上:4便
但しやや大きい荷物がある時や早い時間指定がある時は変わってきます。
次は各便の仕分けだ:
次に各便でどの荷物を配達するか仕分けをします。一般的に多い3便の場合ですと、概ね次のようになります。
第1便:17時台 戸建住宅と16-18時指定の配達
第2便:18時台 戸建・集合住宅家族世帯と18-20時指定の配達
第3便:19時台 集合住宅単身世帯と19-21時指定の配達
スタート時間はその日の状況に応じて30分程度は前後します。
14-16時指定がある時は、その付近の戸建住宅を合わせて配達することもありますが、あまり欲張らない方がいい。不在になることも結構あって、コスパが悪くなります。
事業所配達も忘れるな:
事業所配達があればこの14-16の時間帯に配達したり、15-17時台に配達したりします。 事業所は事業所によって営業時間が皆違うので、各時間帯に割り込ませます。 例えば医療機関なら18時まで診療しているのでこの時間までに配達を済ませます。ギリギリになると客が多くなるので少し余裕を持って配達します。できれば事業所の客が少ない時間がベストです。
学習塾等は夜遅くまで営業しているので、夜間でも配達は可能ですが、夜は生徒が居て、授業中のこともあるので、夕方の準備中の時間帯に配達する方がいいでしょう。
小売店等はなるべく客の少ない時間帯配達を済ませるようにします。客が多くいると嫌な顔をされることもありますから(泣)。
次は位置による仕分けだ:
便数の仕分けができたら、各便毎で配達位置による仕分けを行います。例えば1丁目、2丁目、3丁目という風に仕分けします。
この際住宅地図で位置の確認をすることもあります。

次にこれを基に配達順を決め、メモ用紙に配達順を書き出します。車で配達するドライバーは、荷物の伝票シールを剥がして、それを眺めて、効率よく配達できるよう並び替え、それを見ながら配達します。
チャリ配はそこまで数は多くないのと、午前中は別の人が荷物を配達することになるので、伝票シールは荷物に付けたままにしておきます。その代わりに配達順・配達先氏名・住所をメモ用紙に書き出します。各便全てで同様にし、1枚の用紙に書きます。
さあ、配達だ:
いよいよ配達です。配達の際はこの配達順メモを見ながら順に配達して行きますが、現場の状況や在・不在状況・再配達・不在連絡に応じて柔軟に変更します。
配達中は配達完了・不在時刻をもメモに記入し、集計に利用したり、後の配達の参考にしたりします。
配達の途中で不在の連絡が入ることも結構あるので、その場合はできるだけその便で配達するようにします。
各便の配達中で不在となった所は、戻って来る途中で再配達を試みます。各便で不在の荷物が多く残ると次の便の配達に影響してしまうからです。次の便の荷物が入らなくなると困ることになります。
それでも残ったら仕方ないので、次の便で一緒に運びます。配達中に前の便の不在連絡が来ることもありますし、ついで寄りして再配達することで片付くこともありますから荷物がいっぱいの時は前カゴに入れたり、バスケットの上に載せてバンジーコードで縛ります。バスケットの大きさには制限があるので、この点がとても悩ましいところなんです(悩)。
最後は再配達だ:
19時台の配達ではこの時間帯の便の配達と合わせて、それまでに残った荷物の再配達を試みます。配達は通常19:30には終了しますが、19時台の配達や不在が多い時は20時前まで配達することもあります。
エンディング:
チャリ配は車と違って配達順の決定にはいろいろ工夫が欠かせません。
チャリ配爺はできるだけ効率の良い配達順を求めて、日々衰えかけた天然痴脳を駆使し
ているようです。まだまだボケている場合ではなさそうです。
チャリ配爺のチャリ配中の「配達順」にまつわるエピソードいかがでしたか?
次回もチャリ配中のエピソードをお楽しみに。
では、次号まで、またね。
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