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  • 執筆者の写真simada3

チャリ配、不在対策は進んでいるか?

更新日:2019年2月8日

スターティング:

こんにちは、チャリ配爺です。チャリ配ブログNo.33です。

今回は「不在再配達問題」にまつわるエピソードです。

チャリ配ブログではこれまでにもブログNo.2,10,11,23等で不在・再配達問題、受け取り問題を話題にしてきました。

将来はロボット・人工知能が宅配の世界にも普及して行くと思いますが、現状ではまだまだ人による配達がメインで、不在問題は大きな問題であることには変わりはありません。

今回はその後の不在状況やデータ集計の結果も加えて再び不在・再配達・受け取り方について会話形式で取り上げてみました。

登場人物は2018年2月からチャリ配をしている宅爺こと荷車宅造と、その孫娘で会社のマーケティング部門に所属するリンちゃんこと荷車輪子です。

今回は最後にリンちゃんに思わぬ展開が待ち受けています。

さあ、宅爺とリンちゃんの宅配劇場「不在問題」の始まり、始まり。


不在は相変わらずだ:

宅爺:ただいま、リンちゃん。

リンちゃん:お帰り、宅爺。相変わらず遅いお帰りね。

宅爺のチャリ配ももうすぐ1年になるけど、不在は少しは減ったかしら?

宅爺:そうだな。相変わらず不在・再配達は結構あるので大変だよ。不在の多い日は少しへこんでしまうよ(泣)。

この間リンちゃんに手伝ってもらって不在をテーマにしたブログを作ったよね。そのコピーを不在の配達先に配布したりしてみたんだよ。受け取り側に多少なりとも宅配の実状を情報提供できると思ってね。宅配には配達側と受け取り側双方の協力が必要だからね。

リンちゃん:で、反応はどうだったの?

宅爺:うん、最近は受け取りや不在解消に協力的な人が増えてきたような気がするな。例えば、不在連絡(電話・ネット予約)が増えたり、時間指定をして在宅してくれていたりとね。

配達に行くと労をねぎらってくれる人が結構いる。その一方で、何の連絡もして来ない人もいる。いわゆる不在常連者で配達側としては少々困っている。最近は連絡が来なければ再配達しない場合もあるけどね。


集合住宅と戸建住宅:

リンちゃん:不在率が戸建て対して、集合住宅では3倍にもなるのね。

宅爺:集合住宅でも単身世帯だともっと不在率は高いかもしれないな。家族世帯だと家族の誰かが居たりするし、戸建だと持ち家だから家の方が落ち着くのかもしれない。


時間指定:

宅爺:時間指定と指定無とではどのくらいの違いがあるんだい?

リンちゃん:時間指定と指定無ではかなり差があるわね。

宅爺:確かに時間指定の不在率は低い気がするね。時間指定は配達する側としては助かる。 受け取り側はその間拘束されるので面倒な面もあると思うけどね。

車での配達だと数が多いので、短時間に集中すると大変な面もあるけど、チャリ配ではそれほど配達数が多くはないので、在宅率の高い時間指定は効率がいい

リンちゃん:それでもある程度不在はあるわね。

宅爺:特に集合住宅単身世帯では帰宅が遅いので、最終の19-21時台を指定していても不在になるケースがよくあるんだ。とりわけ不在常連者ではね。こんな人は中々連絡して来ない。最近はこう言った人で一度不在になったら連絡が来るまで再配達を控えることもある。

リンちゃん:19-21時指定は大変ね。配達する人の終了時刻も遅くなるし。

宅爺:できれば19-20時指定にして終了時刻を早くして欲しいと思う。

20時までに帰宅しない人は21時近くになっても帰宅しないことも多いからね。

20時以降に帰宅する人は休日の早い時間帯を指定するとか、深夜有料配達なんてのを導入する方法もあると思うし、宅配ロッカーを使用する方法もある。

リンちゃん:そしたら爺も少しは楽になるわね。不思議なのは16-18時指定はある

のに、17-18や17-19というのは無いのね。配達する人の夕食・休憩時間ってことかしら。

時間帯については何が適切なのかもう一度検討し直す必要がありそうね。現在の指定は配達側の利便性に基づいていて、受け取り側の利便性に本当に基づいているのかしら。受け取り側としてはピンポイントの時間がいいのでしょうけど、それは不可能だし。将来ロボット配達(ロボ配)にでもなれば別だけど。その頃は人は何をしてるんだか。


宅配ボックス:



リンちゃん:不在を減らす方法として、宅配ボックス・ロッカーもあるけど、少しは増えてるのかしら。

宅爺:爺のエリアでは宅配ボックスを設置した所が1カ所増えたけど、まだまだ少ない。宅配ボックスがあれば随分助かるんだがな(泣)。集合住宅でドア前に宅配ボックスを設置してある所はほとんどない。最近宅配袋にワイヤーを付けて鍵も掛かる簡易タイプも登場しているので、これが普及してくれると随分助かるのだが。

リンちゃん:マンションの宅配ロッカーはどう?

宅爺:マンションだと新築にしかない。エリアではまだ1棟だけで、そこにはロッカーは2つしかなくすぐに塞がってしまう。荷物の多い時は宅配業者間で争奪戦てとこだな(笑)。



リンちゃん:最近宅配共用ロッカーが利用できるようなったと聞いたけど。

宅爺:そうなんだ。大手スーパーチェーンのア○○に共用ロッカーが設置されていて、不在荷物の受け取り場所を指定できるようになった。但し、いきなり通販で配送先としてロッカーを指定できるわけではなく、一度不在になった荷物について、再配達の受け取り場所をネットで変更するシステムなんだ。

リンちゃん:利用状況はどうなの?

宅爺:年配者の利用はまだあまりないが、若い男性を中心に少しづつ増えて来ている。

リンちゃん:帰宅の遅い不在常連者にはぜひ使って欲しいわね。

宅爺:全くだ。爺も助かる。

受け取り方:

宅爺:配達側にはそれなりの工夫が必要なことはよく分かったけど、受け取り側にもそれなりの受け取り方の工夫が必要なのね。

宅爺:そうなんだ。爺もリンちゃんも通販をよく利用しているけど、無闇矢鱈に注文してるわけじゃないだろ。

リンちゃん:そうね、最近は在宅している休日に配達してもらうように日時指定していることが多いわ。それも到着までの日数を考慮して注文を出すことが多いわ。

宅爺:通販商品は注文して終わりじゃないんだ。ちゃんと受け取って完了なんだよ。

だから受け取る所まで考えて注文しないとね。 注文してもずっと不在で受け取れないんじゃ、注文した意味が無いからね。 まあ、「ご利用は計画的に」ってとこかな。

 万一不在になっても、すぐに再配達の連絡をしたり、共用ロッカーへの受け取りに変更したりして対処しないとね。連絡しないままだと受け取り側のマナーを疑われかねない。 実際、何日も連絡が無くて、土日に急に「夜19-21時指定で配達希望」なんて連絡が来ることもあって、ドライバー泣かせだよ。「思いやりのないお客さんがいる」とこぼすドライバーもいるんだよ。

リンちゃん:その気持ちよく分かるわ。

宅爺:一方で配達するたびに丁寧に「寒い中ご苦労様、気を付けてお帰りください」と声を掛けてくれる人も結構いる。中には差し入れまでくれる人もいるくらいだ。

リンちゃん:この違いは何なのかしらね。


新たな展開:

リンちゃん:ところで私今会社のマーケティング部門に所属しているけど、今度会社で新規事業を立ち上げることになったの。

宅爺:ほう、どんな事業なんだ?

リンちゃん:コミュニティー事業で、地域の人々の暮らしとつながる様々なサービスを提供する事業なの。 それで、スタッフと、提供するサービスメニュー等を社内募集しているの。

宅爺:爺がやっている宅配も、ある意味コミュニティーサービスだな。

 で、応募してみようってことか?

リンちゃん:そうなの。でも一口にコミュニティーサービスと言っても、私地域のことは良く知らないし、どんなことを提案したらいいか、イメージが湧かないの。

宅爺:そうか、だったら爺がやっているチャリ配をしばらく手伝ってみないか。

チャリ配で地域の人と接すれば、地域の実状やニーズが実感として分かるしな。机の上で考えてるだけじゃアイディアは浮かばんぞ。

リンちゃん:そうね。でも宅爺の姿見てると大変そうだし、ちょっとためらうわね。

宅爺:確かにいろいろい大変なこともあるし、楽じゃないけど、ずっと続けるわけじゃないし、一定期間やってみるだけなら、トライする意味はあると思うよ。

荷物の配達だけじゃなく、視点を変えるという意味ではね。

リンちゃん:分かったわ。会社に申請してみるわ。


エンディング:

とうとうリンちゃんもチャリ配に参加することになりました。リンちゃんにとっては、

地域の実状を知るいい機会になるかもしれません。

そのリンちゃん、チャリ配を始める前に、宅爺のアドバイスを受けることになります。

宅配劇場「チャリ配リンちゃん準備編」をお楽しみに。

宅配劇場「不在問題」いかがでしたか?

次回もチャリ配中のエピソードをお楽しみに。

では、次号まで、またね。

#宅配 #山口 #自転車宅配 #チャリ配 #不在問題

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